ホンダ ライブディオ(AF35)KN企画(ライトチューニングキット 駆動系 初級編)から、純正加工なんちゃってハイプリへ

2016年12月29日木曜日

ライブディオ(AF35)

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KN企画の「ライトチューニングキット 駆動系 初級編」をノーマルのライブディオAF35(1998年製)に取り付けて、色々ウエイトローラーの重さを変えて試してきましたが、結局うまくいきませんでした。


根本的な原因は、プーリーが本体側に2mm寄ってしまうことです。

この2mmによって、ベルトを純正よりも更に落とし込むことができるので、本来なら加速が良くなるはずなのですが、残念ながら、2mmも寄ってしまうと、ベルトがプーリーボスに当たってしまいます。またクラッチ側では、プーリーのサイズを超えることになり、ベルトが緩んだ状態になります。

結果として、スタート時にプーリーが空回りすると言うことになります。

発進時の微妙なもっさり感と、クラッチも変えていないのに高回転でクラッチがつながるような感じは、これが原因であったと思います。

2mmじゃ無く、1mmだったら、上から下までほぼ全域が支えて良いプーリーなので、非常に残念です。

今の状態で、ベルトがスライドしているところは、下記写真のマジックが消えている部分になります。また、裏面のウエイトローラーでこすられた部分を見ると、ウエイトローラーは、完全に外までは移動していないようです。





赤丸のところにマジックの後が残っています。

プーリーに残る、ベルトでこすれた部分を見ると、あと約4mmずつベルトが外周側へ移動すれば、ベストな位置関係になると思います。

解決策としては、プーリーとドライブフェイスの間を1mm縮め、ウエイトローラーを少し重いものにすれば良いのですが、手持ちの部品ではできません。

ドライブフェイスの位置を変えずにプーリーとランププレートのみ1mm外に移動するには、クランク軸とランププレートの間に1mm厚のスペーサーを取付、プーリーボスを1mm削って32mmにすれば良いのですが、プーリーボスを削ってしまうと、純正のプーリーを使うときに困ります。
ウエイトローラーについては、純正の8.5g×6ではちょっと軽いかもしれないので、もう少し重くする必要があるかもしれません。しかし、ウエイトローラーを今以上重いものにすると、折角ベルトを落とし込んでも、ウエイトローラの重さが原因で、加速アップのメリットが相殺しかねません。クラッチセンタースプリングのバネレートで調整と言うこともできるのかもしれませんが、セッティングがより複雑になり、私には手に負えません。

現状のままKN企画のハイスピードプーリを取り付けておくと、ベルトへの負担が高そうなので、純正加工のなんちゃってハイプリに取り替えてあります。

こちらは、スタート時は純正のままで、高速時によりハイギヤードになるように加工してみました。




まずは裏面

手の空いているときに、ミニルーターでコツコツ削りました。この写真の後に、もう少しきれいに整えましたが、写真撮り忘れて取り付けてしまいました。

次に表面加工前


表面加工後


中心部部の平らな部分を33mmになるまでサンドペーパーを平らなところにおいて、削りました。厚みにして約1mmと言うところです。更に中心部分は、ドライブフェイスの出っ張りがちゃんと入り込むようにミニルーターで削りました。
以前引いておいたマジックの線の跡から、あと4mm程でベルトの位置が外周いっぱいになるのですが、とりあえず1mmにしておきました。プーリーとドライブフェイスの間隔が1mm狭まると、ベルトは約1.9mm外へ移動します(直径で3.73mm)。
ウエイトローラーは純正の重さである8.5g×6にしました。

理論的には、この加工で、加速感は変わららず、ウエイトローラーが端まで移動してくれれば、変速終了位置がよりハイギヤードとなり、最高速度も伸びると言うことになります(この辺はエンジンのパワー次第)。試走はしましたが、買い物ついででしたので、速度は出していません。ただ、スタート時に高回転でクラッチがつながるような感じは穏やかになりました。クラッチシューが結構すり減っているので、これについては、シューを交換しないと完全には直らないかもしれません。

KN企画のハイスピードプーリーは、スタート時のプーリーの位置さえ何とかなれば、結構良さそうなので、次の課題としたいと思います。

動画紹介中→鬼太郎チャンネル






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