原付スクーター:なんちゃってハイプリ作成とドライブベルト位置

2017年1月11日水曜日

原付

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ベルトが外周へ広がれば最高速度がアップする可能性があると言うことで、プーリーを加工しました。その時の「なんちゃってハイプリ」と「KN企画ハイスピードプーリー」加工の覚え書きです。


とりあえず図を。我が家のライブディオに合わせてあります。


ベルト幅15.5mm、ベルト厚8.5mmで図を書いています。ドライブフェイスとプーリーの間隔は、実測で、純正プーリー10.5~11.0mm、KN企画のハイスピードプーリー12.5~13.0mmというところでした。

図1

ベルトがプーリーボスに接触する状態の図です。KN企画のハイスピードプーリーをポン付けすると、計算上はこの位置になりますが、実際はガッツリとボスと接触しているようなので、ドライブフェイスとプーリーの間隔はもう少し広いのかもしれません。純正プーリーは、ベルト幅が1mmくらいすり減るとここまでベルトは下がりそうです。
本来KN企画のハイスピードプーリーは、ローギヤード化されているので加速が良くなるはずなのですが、WR(ウエイトローラー)の可動部分の角度が緩いため変速が純正より早くなっているようです。WRを軽くすれば効果を実感できそうですが、最高速度との兼ね合いがあるので、思案のしどころです。エンジンをハイパワー化すれば、軽量のWRを使うことになると思うので、ちょうど良いかもしれませんが、うちのライブディオのエンジンはノーマルなので、WRを軽くしなければ、純正より低回転で加速することになるので、燃費アップ用に使うのが良いかもしれません。
とりあえず,ベルトがプーリーに接触しないようにプーリーボスを1.5mmほど短くして31.5mmに加工しました。0.3mmのパッキンを持っているので、1mmくらいで良いとは思っていたのですが、たまたま見つけたアルミのパッキンの厚みが1.5mmだったので、頑張って削りました。これだけ短くすればベルトがすり減っても直ぐにボスと接触することは無いと思うので、良しとしました。このボスとKN企画のハイスピードプーリー、ランププレートのうらに1.5mm厚のワッシャーをつける予定です。


31.5mmまで紙やすりと安物の砥石で削りました。すごく時間がかかりました。もう二度とやりたくないです。


ホームセンターでたまたま見つけたパッキンです。自動車のオイルパン用ドレインパッキンですが、サイズがぴったりだったので、思わず買ってしまいました。

図2

純正プーリーで最も変速比が高い状態です。ドライブフェイスとプーリーの間にはまだ余裕がありますが、WR(ウエイトローラー)が限界に来ているので、ベルトの上昇はここまでです。

図3

純正プーリーでウエイトローラーの裏側を加工してWRの可動範囲を広げると、ベルトはここまで上がります。KN企画のハイスピードプーリーは無加工でここまで行くようです。
なんちゃってハイプリも、KN企画のハイスピードプーリーも最高速度は同じくらいになります。ただ、WRが転がる部分の角度が違うので、加速感は違ってきます。

図4

プーリー側の赤い部分を削ると、更にベルトは上がりますが、削りすぎるとベルトがはみ出します。削りながら、時々ドライブフェイスとプーリーを重ねてベルトを置き、ちょうど良いところを見つけると良いと思います。外径の差は1mm程度しか無いので、なんちゃってハイプリも、KN企画のハイスピードプーリーも最高速度は同じくらいになります。この状態でベルトがまだ外周いっぱいにならないときは、WRの可動範囲をもう少し広げる必要があるかもしれません。ちなみにKN企画のハイスピードプーリーは、WRの可動範囲は無加工でいけているようです。なんちゃってハイプリの場合は、スライドピースの可動範囲がハイスピードプーリーより短いので、このあたりも注意が必要かもしれません。




純正加工なんちゃってハイプリ


KN企画ハイスピードプーリーちょっと加工


※お決まりの文句ですが、このページを参考に改造するときは自己責任でやってください。
動画紹介中→鬼太郎チャンネル






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